車検整備メカニック必携のトレッドデプスゲージ。 写真は、愛用のデプスゲージ。スナップオン扱いBlue-Pointブランド。 1mm単位で計測可能。1/32"単位の目盛りも併記してある。主に整備記録簿に記載するタイヤの溝深さや、ブレーキパッド、ブレーキライニングの残量の測定に用いる。 「道路運送車両の保安基準」では、タイヤの溝深さは1.6mm以上(大特,二輪等を除く)と定められており、摩耗限度はウエアインジケータ(スリップサイン)で知ることができるので測定の必要はない。 本格的なノギスのデプスゲージ部で同測定を行ってもいいが、砂塵などのある環境の悪い工具箱に精密測定器具を入れておくのは可能な限り回避したい。 このデプスゲージはポケットクリップ付きのため、多くの台数の車検整備を行う方は常時胸ポケットに収納しておくといいだろう。 … [Read more...] about ブルーポイント トレッドデプスゲージ (Snap-on Blue-Point)
SST
KTCディスクブレーキピストンツール AB-10
写真はKTCのSST(特殊工具) ディスクブレーキピストンツール AB-10。 ブレーキパッド交換時,キャリパピストンを押し戻す作業に用いる。ブリーダプラグを緩めてキャリパ内のフルードを排出させながらの作業方法では,特にこのSSTに頼る必要はない。ウォータポンププライヤで軽く挟めば済む。素手でもできる場合がある。ピストンにつく傷が気になるようなら,古いパッドを間に噛ませばよい。 … [Read more...] about KTCディスクブレーキピストンツール AB-10
スナップオン(Snap-on)ネジ山修復やすり
スナップオン(Snap-on)のネジ山修復やすり。 マックツールズ(MAC TOOLS)や,その他同様の製品が出ており,メーカー刻印が違うだけで同一のものだろう。 ↓国産ベッセルも同様のものがある … [Read more...] about スナップオン(Snap-on)ネジ山修復やすり
スナップオン(Snap-on)ストラップオイルフィルタレンチ3 A91D
先週,フェラーリ456GTAが,ラジエータの修理で入庫した。 同時作業に,オイル交換があり,フィルタも同時に交換した。工場にあるカップ型フィルタレンチは国産のものは全種あるが,輸入車に関しては一部対応していない。 そこでスナップオン(Snap-on)のストラップフィルタレンチの出番となった。今回,緩め,締めとも3/8"ドリブンスケア側を用いた。 リフトアップして,目の前で作業していたおかげで,トルクを掛けた際の金属部分の食い込み方が,締め,緩め双方で異なることを知った。取り外した古いフィルタを見ると多少の食い込み跡が確認できたが,新品は規定回転締め付け後も変形は皆無。 対象にできるだけダメージを与えないためには,緩め(反時計回り)は1/2"ドリブンスケア側を,締め(時計回り)は3/8"ドリブンスケア側を使用すればよいことになる。 … [Read more...] about スナップオン(Snap-on)ストラップオイルフィルタレンチ3 A91D
オリジナルシールプーラー(自作SST)
↓下のような薄っぺらいグリップで替ブレード付が、一般市販のオイルシールプーラー(Seal Puller)だ。グリップが長く、ブレードに対してグリップが直角であるため、スペースに余裕のない場所ではとても使いにくい。 シールプーラー STRAIGHT/19-355 (STRAIGHT/ストレート)価格:930円(税込、送料別) … [Read more...] about オリジナルシールプーラー(自作SST)
PBホースリムーバー
ラジエータホース,ヒータホースの離脱には固着がつきもの。 ホースリムーバーを紹介する。特に古い車で,真鍮タンクのラジエータの場合など,無理に引き抜こうとすると,ラジエータ側のジョイントがもげたり,痛んだりしてしまう。 ウォータホース類は基本的に再使用はしないため,カッターナイフでホースの長手方向に切れ目を入れて固着を解き易くする方法もあるが、できれば専用工具を使いたい。 写真の赤い柄は共用工具のKTC製。無理な使い方をしたのか,先端部に曲がり,メッキ剥がれがある。KTCカタログにはもう一種類曲がりの違うものがある。 固着剥がしは専用工具でも相当な力を要する。このKTCのグリップは細い上,形状があまりよくなく,手に食い込んで痛くて力が入らない。この工具しかなかったときはウエスを巻いて痛さを軽減させていた。 自宅に日平製のもの … [Read more...] about PBホースリムーバー
スナップオン ストラップオイルフィルタレンチ2 (Snap-on A91D)
スナップオン(Snap-on)のストラップフィルタレンチA91Dを使ってみた。 対象は日産アトラス(ディーゼル車)の燃料フィルター。 カップ式フィルタレンチを使う場合は,フィルター下部のセジメンタセンサーが邪魔になるので,あらかじめ取り外す必要がある。今回使用したストラップ式の場合はセンサがついたままで作業ができる。 ↓老舗のLisleにも同様の工具がある … [Read more...] about スナップオン ストラップオイルフィルタレンチ2 (Snap-on A91D)
スナップオン(Snap-on)ストラップオイルフィルタレンチ A91D
エンジンオイルのオイルフィルタの脱着工具には様々な種類がある。 勤務先の工場ではKTCのカップ型フィルタレンチがフルサイズ揃えてあり(一部輸入車除く),日常的に使用しているのはこのタイプになる。作業スペースがタイトな場面でも3/8"dr.の工具を組み合わせると難なく作業できるのがカップ型レンチの特徴。 しかし,国産車のオイルフィルタは正十六角であるため一つの角が約157°と、かなりの鈍角で,フィルタの材質が柔らかいこともあり,きつく締まっている場合は,簡単にナメてしまう。一度ナメてしまうとカップ型のレンチでは歯が立たない。 ウォータポンププライヤでつかむとか,ドライバーを刺すとかいう荒技で対処することになるが,そのような作業スペースを確保できることはほとんどないのだ。 写真は,年末に購入したばかりのスナップオン(Snap-on) … [Read more...] about スナップオン(Snap-on)ストラップオイルフィルタレンチ A91D
ポケットドライバーSDD2040(自加工)
ホイールシリンダのオーバーホール(O/H)がある。 一部の高級車やスポーツタイプの車を除いて,リアブレーキはドラム式が主流で,定期的なオーバーホールは欠かせない。オーバーホールを怠ると,腐食が進行し,ブレーキフルードが漏れるケースがある。 ブレーキフルードが漏れている場合は,カップの交換だけでは再発してしまうことが多いので,ホイールシリンダAssyの交換となるが,多くのオーバーホールはカップとダストブーツのキット交換を実施している。 小型車の主流はピストンの溝にカップがはまり込んでおり,指の力では古いカップを取ることができない。私は,その取り外しにスナップオンから戴いたポケットドライバーSDD2040を加工したものを使用。 写真のとおり,シャンクを湾曲させ,てこの力でカップの硬いゴムを変形させてピストンから取り外すのだ。湾曲の外 … [Read more...] about ポケットドライバーSDD2040(自加工)
自作SST(特殊工具)リアディスクキャリパーOH用
このSST(特殊工具)はパーキングブレーキ機構内臓型のリアディスクキャリパのOH時に用いる自作品。 キャリパピストンに内蔵されている部品を加工したものだが、これを使うのと使わないのとでは作業時間に相当差がでる。一度でも経験したことがある方なら、パーキング機構内蔵型のキャリパ内の機構をSST無しで組み付けるのがいかに困難かお分かりだろう。奥まった場所にスナップリングを組み込むだけでなく、強いリターンスプリングを押し縮める必要があるからだ。 専用設計のSST(特殊工具)は社内にあるが、使いにくい上、ずいぶん昔の車のサイズのものしかない。 新型キャリパーブレーキツール … [Read more...] about 自作SST(特殊工具)リアディスクキャリパーOH用