ラジエータホース,ヒータホースの離脱には固着がつきもの。
ホースリムーバーを紹介する。特に古い車で,真鍮タンクのラジエータの場合など,無理に引き抜こうとすると,ラジエータ側のジョイントがもげたり,痛んだりしてしまう。
ウォータホース類は基本的に再使用はしないため,カッターナイフでホースの長手方向に切れ目を入れて固着を解き易くする方法もあるが、できれば専用工具を使いたい。
写真の赤い柄は共用工具のKTC製。無理な使い方をしたのか,先端部に曲がり,メッキ剥がれがある。KTCカタログにはもう一種類曲がりの違うものがある。
固着剥がしは専用工具でも相当な力を要する。このKTCのグリップは細い上,形状があまりよくなく,手に食い込んで痛くて力が入らない。この工具しかなかったときはウエスを巻いて痛さを軽減させていた。
自宅に日平製のものがあるが,これもKTC製とよく似たグリップ形状で使用感は同様だ。
これは使えそうだと,1年前に購入したのはPBの2本。マルチクラフトグリップが握りやすく,しっかり力が入る。PBは意外とメッキが弱いので使ってるうちに先端のメッキが剥がれてくるだろうが,母材自体は無理に耐えてくれそうだ。
グリップ形状以外はほとんど変わりがないのに,これだけ使用感が違うと,つくづくハンドツールはグリップ選びが重要だなぁと思う。
通信販売等で工具を簡単に購入できるようになったが,後悔しないためにも,購入前に実際手にとって使用感を確かめたい。
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