ラジエータホース,ヒータホースの離脱には固着がつきもの。 ホースリムーバーを紹介する。特に古い車で,真鍮タンクのラジエータの場合など,無理に引き抜こうとすると,ラジエータ側のジョイントがもげたり,痛んだりしてしまう。 ウォータホース類は基本的に再使用はしないため,カッターナイフでホースの長手方向に切れ目を入れて固着を解き易くする方法もあるが、できれば専用工具を使いたい。 写真の赤い柄は共用工具のKTC製。無理な使い方をしたのか,先端部に曲がり,メッキ剥がれがある。KTCカタログにはもう一種類曲がりの違うものがある。 固着剥がしは専用工具でも相当な力を要する。このKTCのグリップは細い上,形状があまりよくなく,手に食い込んで痛くて力が入らない。この工具しかなかったときはウエスを巻いて痛さを軽減させていた。 自宅に日平製のもの … [Read more...] about PBホースリムーバー
SST
スナップオン ストラップオイルフィルタレンチ2 (Snap-on A91D)
スナップオン(Snap-on)のストラップフィルタレンチA91Dを使ってみた。 対象は日産アトラス(ディーゼル車)の燃料フィルター。 カップ式フィルタレンチを使う場合は,フィルター下部のセジメンタセンサーが邪魔になるので,あらかじめ取り外す必要がある。今回使用したストラップ式の場合はセンサがついたままで作業ができる。 ↓老舗のLisleにも同様の工具がある … [Read more...] about スナップオン ストラップオイルフィルタレンチ2 (Snap-on A91D)
スナップオン(Snap-on)ストラップオイルフィルタレンチ A91D
エンジンオイルのオイルフィルタの脱着工具には様々な種類がある。 勤務先の工場ではKTCのカップ型フィルタレンチがフルサイズ揃えてあり(一部輸入車除く),日常的に使用しているのはこのタイプになる。作業スペースがタイトな場面でも3/8"dr.の工具を組み合わせると難なく作業できるのがカップ型レンチの特徴。 しかし,国産車のオイルフィルタは正十六角であるため一つの角が約157°と、かなりの鈍角で,フィルタの材質が柔らかいこともあり,きつく締まっている場合は,簡単にナメてしまう。一度ナメてしまうとカップ型のレンチでは歯が立たない。 ウォータポンププライヤでつかむとか,ドライバーを刺すとかいう荒技で対処することになるが,そのような作業スペースを確保できることはほとんどないのだ。 写真は,年末に購入したばかりのスナップオン(Snap-on) … [Read more...] about スナップオン(Snap-on)ストラップオイルフィルタレンチ A91D
ポケットドライバーSDD2040(自加工)
ホイールシリンダのオーバーホール(O/H)がある。 一部の高級車やスポーツタイプの車を除いて,リアブレーキはドラム式が主流で,定期的なオーバーホールは欠かせない。オーバーホールを怠ると,腐食が進行し,ブレーキフルードが漏れるケースがある。 ブレーキフルードが漏れている場合は,カップの交換だけでは再発してしまうことが多いので,ホイールシリンダAssyの交換となるが,多くのオーバーホールはカップとダストブーツのキット交換を実施している。 小型車の主流はピストンの溝にカップがはまり込んでおり,指の力では古いカップを取ることができない。私は,その取り外しにスナップオンから戴いたポケットドライバーSDD2040を加工したものを使用。 写真のとおり,シャンクを湾曲させ,てこの力でカップの硬いゴムを変形させてピストンから取り外すのだ。湾曲の外 … [Read more...] about ポケットドライバーSDD2040(自加工)
自作SST(特殊工具)リアディスクキャリパーOH用
このSST(特殊工具)はパーキングブレーキ機構内臓型のリアディスクキャリパのOH時に用いる自作品。 キャリパピストンに内蔵されている部品を加工したものだが,これを使うのと使わないのとでは作業時間に相当差がでる。一度でも経験したことがある方なら,パーキング機構内蔵型のキャリパ内の機構をSST無しで組み付けるのがいかに困難かお分かりだろう。奥まった場所にスナップリングを組み込むだけでなく,強いリターンスプリングを押し縮める必要があるからだ。 専用設計のSST(特殊工具)は社内にあるが,使いにくい上に,ずいぶん昔の車のサイズのしかない。 そこでこの自作SST(特殊工具)を使用すると,キャリパ側の特殊ピッチボルトにねじ込むだけで,難なくリターンスプリングが縮まり,スナップリングの装着が簡単にできる 。 装着を容易にするため,17mmのソケ … [Read more...] about 自作SST(特殊工具)リアディスクキャリパーOH用
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