ブレーキホースの交換時、フレアナットを緩めようにも異常に固いものがある(特にトヨタ車)。 やっとの思いで締結が解けて緩めていくが、ある箇所から感触が重くなるのだ。フレア部がオーバートルクで広がってしまっている場合の典型的な状況である。 ブレーキホース側のネジを半ば潰す感じでなんとかフレアナット部を取り外しても、見事に広がった先端部は、新しいブレーキホースの雌ネジには到底挿入できない。この広がったフレアナットを修正するのが、写真の割ダイスである。 使い方はフレアナットのネジ部に装着し、緩めていけば広がった部分に雄ネジを切ってくれるというもの。 これがなかった頃は、広がった部分をヤスリで削って対処していたが、時間がかかるのなんの。持っていて本当によかったと思えるSSTの一つである。 ↓こちらはハスコーの修正ツール ■HASC … [Read more...] about フレアーナット修正ツール(ブレーキパイプ修理)
SST
KTC光軸調整レンチ AMLB8(応用編)
KTCの光軸調整専用レンチ AMLB8 である。 タイミングベルトで駆動される2つの回転軸で奥まった光軸調整ネジに簡単にアプローチできて調整もいたって容易。 車検整備を主に行う工場には必須のSSTといえる。 … [Read more...] about KTC光軸調整レンチ AMLB8(応用編)
ライル ディスコネクトツール(Lisle 燃料パイプ脱着用)
ライル(Lisle)のディスコネクトツール。 購入したのは忘れてしまうほど前だが、ここ数年、出番が急増。 ディスコネクトツールセット 7ピース STRAIGHT/19-359 (STRAIGHT/ストレート)価格:560円(税込、送料別) (2020/5/2時点) 組み立てコストの関係か、接続の信頼性向上のためか、国産車の高圧燃料ラインに使われだして久しいワンタッチ式コネクタがある。 挿入は工具を必要とせず押し込むだけだが、離脱にはこのような特殊工具があると作業が短時間で済む。 無理にありあわせの道具で離脱を試みると、コネクタを傷つけたり、破損する恐れがあるので、そう高価でもないこのような工具は是非揃えておくべきだ。 … [Read more...] about ライル ディスコネクトツール(Lisle 燃料パイプ脱着用)
オイルパンシールカッター(トヨタ純正部品扱い)
10年以上前に購入したオイルパンシールカッターである。 急を用したのでもっとも入手が早かったトヨタ純正部品扱いのものを購入。比較的高価だったと思う。 使用頻度の低い工具であるが、鋼がしっかりしているものを選ぼう。 エンジンオイルパンといえば、液体シールパッキンを塗布するのがほとんどだが、液体パッキンの塗り方一つで整備士の腕がわかるから、誰にみられても恥ずかしくない作業を心がけたい。 … [Read more...] about オイルパンシールカッター(トヨタ純正部品扱い)
マックツールズ 差動シリンダープレッシャテスター(MAC TOOLS CLD200M)
マックツールズの差動シリンダープレッシャテスターCLD200M。 元カリスマ整備士の日記でおなじみのカリスマさんの記事で教えていただいた測定器だ。 工場に古いコンプレッションテスタはあって、一人で作業する場合、プラグホールにテスター先端を押し付けながら、手元にセルスタートさせるスイッチを持ってきて計測していた。 搭載されたエンジンならこの方法で測定可能だが、単体の中古エンジンだとそうはいかない。 この差動リークテスタは、エンジン静止状態で圧縮上死点にある燃焼室に圧縮エアを送り込み、保圧の程度を測定するものである。 ↓類似品は少ないがこのようなセットがある … [Read more...] about マックツールズ 差動シリンダープレッシャテスター(MAC TOOLS CLD200M)
アサヒ ゲージボタル(タイヤエアゲージ ASAHI AG-8006-2)
リニューアルされたアサヒ(旭)ゲージボタル。 エア環境の整った工場内での使用が主体であるから蓄光式の文字盤に頼る場面などそうないと思うが、これが最大の特徴だと前面に出した商品名である。 信頼性の高さ、操作のしやすさ、視認性の良さなどで自動車整備工場には必ずといっていいほど存在する定番のタイヤゲージ。 私の場合、小型貨物も取り扱うため、ダブルチャックの先端を選択。 クリップ式チャックが標準付属の場合が多い同種のタイヤゲージだが、今回装着したダブルチャックのように、金属製シャンクをしっかりと握り、エアバルブに押し当てる方が数段操作性が良い。 奥に位置するエアバルブにはクリップを操作できるスペースが確保できないことがほとんどだからだ。 … [Read more...] about アサヒ ゲージボタル(タイヤエアゲージ ASAHI AG-8006-2)
ウォーターポンププーリー回り止めSST
廃材を加工・利用したウォーターポンププーリーの回り止め。 写真のものはプーリー固定ボルトが6mmのものに使用している。 3G83専用に作ったわけではなく、その他エンジンにもフィットする。 FFの軽自動車などの作業空間が限られた場合でも、シンプルな形状が使いやすい。 主にタイミングベルト交換時に使用する同工具。この固定具が無い場合、ファンベルトを装着した状態で締緩作業を行う必要があり、締め忘れも然ることながら、緩め忘れについても経験があることと思う。 簡単な道具だが、確実な作業が約束されるのだ。 … [Read more...] about ウォーターポンププーリー回り止めSST
ハスコー タイロッドジョイントリムーバー JF-921MX
共用工具には旧式のボールジョイントリムーバーしかなく、自分専用に購入したのがハスコーのタイロッドジョイントリムーバーJF-921MX。 「タイロッド」と商品名にはあるが、軽自動車~普通車のほとんどのボールジョイントの離脱に使用できるサイズである。 最近はアルミ合金のアーム類が使われていることもあり、昔気質の職人よろしくハンマーで離脱を試みるなどもってのほか。安心感のある専用工具を使いたい。 ハスコー製の優れているところは、支点になる部分の幅が調整できるところだ。 様々な幅がある対象に対して理想的に力を作用をさせる点において、他メーカー製より数段使いやすい。また、ダストブーツに無理な力が加わらないようにした爪の形状の配慮が嬉しい。 … [Read more...] about ハスコー タイロッドジョイントリムーバー JF-921MX
スナップオン(Snap-on)プリセット型トルクレンチ QC3RM30
例えばK12マーチのリアハブロックナットのメーカー指定の締付トルクは200Nmを超える。 その他にも割と頻繁に200Nm超のトルク指定が出現するから1/2"dr.で手軽なトルクレンチが一本が欲しい。 ただ200Nm超のトルク管理可能な仕様のトルクレンチは少なく、国産工具ではKTCのプリセット型ぐらいだ。 一方、海外製品では1/2"dr. で最大測定トルク350Nmというのが存在するが、24インチを超える全長は手軽とは言い難く、小型車のホイールナットの締め付けなど日常使いには大袈裟なのだ。 スナップオン Snap-on ニュートンメータートルクレンチ/精度±4% 範囲70N m-350N m QD3RN350A HD店価格:79,008円(税込、送料別) … [Read more...] about スナップオン(Snap-on)プリセット型トルクレンチ QC3RM30
ハスコー スタッドボルトプーラー (HASCO MK-911S)
スタッドボルトそのものを交換する作業は滅多にないが、スタッドボルトが邪魔で作業が滞る場面に遭遇することはないだろうか? 例えば、ウォータポンプ周りのガスケットを剥がすのに、スタッドボルトが邪魔でスクレーパーがうまく入らないとか、 スタッドボルトさえなければ、なんとか狭い隙間を縫って部品を取り外せるなど。 面倒でもダブルナットでスタッドボルトを抜き取ろうとするが、ダブルナットを掛けるためのレンチを振るスペースがないことが多い。 昨年購入したハスコーのスタッドボルトプーラーは、抜き取り専用工具とのことであるが、ほとんど無傷で取り付けも可能。 M6-P1.00、M8-P1.25、M10-P1.25、M10-P1,50の4種のコレットを、六角対面幅24mmのやや大振りな本体に装着。本体後ろの六角22mm部を締めこむことで、コレットをネ … [Read more...] about ハスコー スタッドボルトプーラー (HASCO MK-911S)