スタッドボルトそのものを交換する作業は滅多にないが、スタッドボルトが邪魔で作業が滞る場面に遭遇することはないだろうか?
例えば、ウォータポンプ周りのガスケットを剥がすのに、スタッドボルトが邪魔でスクレーパーがうまく入らないとか、
スタッドボルトさえなければ、なんとか狭い隙間を縫って部品を取り外せるなど。
面倒でもダブルナットでスタッドボルトを抜き取ろうとするが、ダブルナットを掛けるためのレンチを振るスペースがないことが多い。
昨年購入したハスコーのスタッドボルトプーラーは、抜き取り専用工具とのことであるが、ほとんど無傷で取り付けも可能。
M6-P1.00、M8-P1.25、M10-P1.25、M10-P1,50の4種のコレットを、六角対面幅24mmのやや大振りな本体に装着。本体後ろの六角22mm部を締めこむことで、コレットをネジ山にがっちりと食い込ませる仕掛けである。
スナップオン(snap-on)他にも、同様の工具があるが、余計なサイズがセットにされていることが多く、今回は、必要なサイズだけセットされているハスコーをチョイスした。
通常のボルトの頭をねじ切って、スタッドボルトのようになってしまった場合にも使えるかもしれない。
少々高価でも持っていて損のない工具といえる。
↓KUKKOはプーラーなどで定評がある。
pacyanga says
ピッチ毎にコレットの種類があるってことは、内側にねじ山が切ってあるって事ですか?
結構よさそうですね、ちなみに本体の長さは、どのくらいですか?
ハンドツールマスター says
pacyangaさん、こんばんは。
ご想像の通り、コレットにはねじ山が作り込まれています。しっかり締めればスリップすることはありません。
モノを工場に持っていってしまったので、正確な寸法はわかりませんが、70~80mm程度と思います。もう少し小さい方が使いやすいのですが、強度的に無理があるのでしょうね。
大尉 says
いつも思うのですが、自動車整備の方って大変ですよね。
われわれ産業系と比べたらボルト一本とってもその車種やメーカー専用品が多いでしょうから。
「お客さんの車」と考えると余計に神経使いますよね。
我々の場合の「お客様」とはちょっと違いますしね。
ボルト類はダメになっても直ぐに予備があるので、必然的に産業系機械屋は工具やボルトの使い方が荒くなってしまいます。
ハンドツールマスター says
大尉さん、こんばんは。
おっしゃるとおり、自動車整備はとても神経を使う仕事ですね。時間的にも余裕のないことが多いですしね。迅速丁寧もいいですが、何よりも「ご安全に!!」(笑)
pacyanga says
ありがとうございます
少々大きめなんですね
でも、便利そうです。
スタット移し変え等は結構やるんで
重宝しそうですよね。
まさみ says
便利そうな工具ですね^^
ウォーターポンプ交換時など邪魔なスタットボルトがあり いつも取り外そうかそれともやめようか悩みます。
ところでこの工具 いくらするのですか?
教えてくださいな
ハンドツールマスター says
まさみさん、こんばんは。
大きさゆえに抜けないスタッドボルトも多々あります。状況がマッチすると作業が捗りますよ。
購入価格は25000円ほどでした。もう少し安くならないものかと思います。
ドエルピンを抜くコレットもあるようです。トランスミッションの交換が多い方にはこちらもおすすめですね。
まさみ says
>購入価格は25000円ほどでした
うぁー高い!
そんなにするんだったら別の工具買ちゃいます
今欲しいものは
Snap-on 3/8sq多目的ラチェットFZ936
http://webshop.ncm.jp/cgi-bin/wit/shop_more.cgi?code=100792
HAZET 3/8sqモデルの72ギアラチェット
http://www.worldimporttools.com/img_sale/2007_freshman/hz_72teeth.htm
かなぁ~
他にもいろいろあるけど
一番欲しいのは
大きなツールキャビネットです。
でも高くて買えません(T_T)