スナップオン(Snap-on)ストラップ式フィルタレンチA91 エンジンオイルフィルタには、直径の大きなパッキンが装着されている。 オイルフィルタは回転させて装着するものが多く、フィルタ取り付け部はパッキンが強い力で擦られ、潰れて気密が保たれる。 パッキンラバーが食い込むため、フィルタ締付トルクは小さめ。角度法が指定されていることがほとんどだ。 ところが、この指定された締付法を守らずに、強い力で締め付けられたオイルフィルタは取り外しが容易でない。身近なイメージとしてはハチミツ瓶の蓋のよう。それどほ強い力で締めたつもりでないのに、緩めるときは意外なほど固い。 このストラップ式フィルタレンチは、スペースの限られた場所でも使いやすく、フィルタを変形させながら強力に食い込んで緩め取ることができる。 ↓老舗 … [Read more...] about スナップオン ストラップ式フィルタレンチ(Snap-on A91)
SST
ネジ修正ヤスリ
8種類のピッチのネジの痛みを直すヤスリタイプの修正具。 写真はプジョー206のタイロッドエンド。融雪剤などの影響でナットの掛からない露出部分が錆びてしまい、緩めるのも締めるのも困難になる。 修正前にうっかりナックルからタイロッドエンドを離脱してしまった。 ダイスを宛がっても空しく供回りするだけだ。 こういう場合はヤスリでネジの谷に埋まった錆を丹念に除去。 そう時間はかからず修正が完了する。 VESSEL(ベッセル)ネジ山修正ネジヤスリ No.8 … [Read more...] about ネジ修正ヤスリ
アルファロメオ 156 V6 2.5用 自作SST(スターター固定ボルト脱着用)
アルファ156 V6 2.5 のクラッチ交換。 最大の難所は3本で締結されるスターターモーターのボルトの離脱だった。 下2本はまだいい。ハーフムーンで作業可能。 一番上のボルトは非常にアプローチが難しく、11×13メガネレンチを曲げて、届く工具を製作。 トルクを掛けるため11mm側の12ポイントに3/8drスケアを宛がう。少々キツめだが上手くいく。 緩んでも指が何とかボルトの頭に触れる程度なので、30度ずつチマチマと時間を掛けて緩める他ない。 こんなにアプローチの難しいボルトは初めてだ。 ↓加工用なのでこのような安価なもので十分 … [Read more...] about アルファロメオ 156 V6 2.5用 自作SST(スターター固定ボルト脱着用)
ライル(Lisle)スピルフリーファンネル エルボージョイントの応用例
ラジエータ液注入、及びエア抜き作業に欠かせないライルのスピルフリーファンネル。 正確な液計量を行うには不可欠の補助工具である。 しかし時折、ラジエーターキャップの直上に障害物があり、ファンネルを設置できないことがあった。 写真は付属のエルボージョイント(単品で供給がある)をもうひとつ入手し、2連結して障害物を回避した設置例。 クルマはTA-NCP35 トヨタ bB。 … [Read more...] about ライル(Lisle)スピルフリーファンネル エルボージョイントの応用例
ハスコー オイルシールリプレッサー (HASCO CP-98C-781)
カムシャフトやクランクシャフトなどのオイルシールの交換は、軸が付いたままで作業するのが一般的。 タイミングベルト交換作業時など、オイルのにじみが見られた場合には同時作業として行うが、ついでというほど簡単なものではなく、デリケートな部位だけに随分神経を使う。 専用の工具らしいものがなかったころは、ペットボトルの切れ端を傷つき防止のために挿入し、腰のある細めのマイナスドライバーでコジり取っていた。 オイルが滲むほどになったオイルシールは、プラスチックのようにカチカチに硬化しているのがあたりまえで、腰の弱いドライバーなど全く歯が立たず、PBのブレードの強靭さを思い知った。 さて、さまざまな特殊工具を販売するハスコーから、クランクシールリプレッサーという高価なセットが販売されているのは知っていたが、個人購入には現実的でなかった。 … [Read more...] about ハスコー オイルシールリプレッサー (HASCO CP-98C-781)
ライル(Lisle)スピルフリーファンネル改
ロングライフクーラントの交換作業時に便利なライル(Lisle)のスピルフリーファンネル。 付属のジョイントを組み合わせることでほとんどの車種に装着が可能である。また,漏斗の容量が十分大きく,エア抜きをしながら,他の作業が並行して行えるのも,魅力の一つである。 … [Read more...] about ライル(Lisle)スピルフリーファンネル改
KTCダイヤル型トルクレンチ CMD072
70N・mまでの比較的低トルクで使用しているトルクレンチが写真の KTC CMD072 である。 MADE in USA の印字が誇らしげで,スナップオン傘下の米国CDI社との業務提携品と聞いたことがあるが未確認。 ダイヤル型トルクレンチの特徴は,締め付け力を解除した後も,置針(青い針)が最大トルクを示してくれることと,安価なビーム型と比較して主針のストロークが大きく,視認性に優れていること。 また,締め付け力が連続的に確認できるので,プリセット型のように設定トルクに至るまでのちょっとした不安感がない。 … [Read more...] about KTCダイヤル型トルクレンチ CMD072
スズキ純正SST(燃料パイプ配管継手離脱用 ディスコネクトツール)
組み立ての容易さから、ワンタッチの燃料ライン継手が主流だ。 ただし、離脱の際は外部からプラスチックのロックを解除する必要があり、汎用の離脱ツールが幾種類か販売されている(写真右上端のライル製とスナップオン製)。 いずれの汎用具も挿入深さが不足気味で気持ちよく離脱できることは少ない。そこでメーカー指定の純正工具はどうなのかと取り寄せたのが写真中央のSST。 価格は110円と極めてリーズナブルで、こんなことなら早く気がつけばよかったと感じるとともに、メーカー純正SSTを作業困難の都度、検索してみる価値はありそうだ。 専用設計だけあって汎用より使い心地はよく、おそらく他メーカーの同様の継手の離脱にも使えるのだろう。 ↓汎用品にはこのようなベントタイプもある … [Read more...] about スズキ純正SST(燃料パイプ配管継手離脱用 ディスコネクトツール)
PBタイヤレバー (PB 6675-9-170CN)
例えばスーパーカブなど、チューブタイプのタイヤも日常作業にはあって、無論タイヤレバーによる手組みだ。 そんなタイヤレバーもこういったスプーン形状になると使いやすさがまるで違うから、昔ながらのタイヤレバーはもう使う気にならなくなる。 3本必要との向きもあるようだが、たいていの場合は2本で順調よく仕事が捗る。 リムプロテクターと併用して小型バイクのタイヤ交換などにも活躍するだろう。 PB SWISS TOOL タイヤレバー 6675-9-170CN … [Read more...] about PBタイヤレバー (PB 6675-9-170CN)
アサヒゲージボタルの校正(タイヤエアゲージ 旭産業 AG-8006-2)
写真はアサヒ産業のタイヤエアゲージ、ゲージボタル。 ASAHI AGE-600-452 ゲージボタルEX600 小口径ストレートチャックセット 乗用車・バン向け 600kpa アサヒ価格:19,780円(税込、送料別) (2025/5/31時点) 確かに耐久性が高く故障の少ない一流品だが精度管理は大切だ。最低でも1年に一度はキャリブレーションをかけるとよいだろう。1年程度では大きく狂わないが、信頼性の高いマスターゲージを所有する知り合いの工場に出向き、ゲージ本体にある調整ネジで微調整するだけだ。 … [Read more...] about アサヒゲージボタルの校正(タイヤエアゲージ 旭産業 AG-8006-2)