70N・mまでの比較的低トルクで使用しているトルクレンチが写真の KTC CMD072 である。
MADE in USA の印字が誇らしげで,スナップオン傘下の米国CDI社との業務提携品と聞いたことがあるが未確認。
ダイヤル型トルクレンチの特徴は,締め付け力を解除した後も,置針(青い針)が最大トルクを示してくれることと,安価なビーム型と比較して主針のストロークが大きく,視認性に優れていること。
また,締め付け力が連続的に確認できるので,プリセット型のように設定トルクに至るまでのちょっとした不安感がない。
エンジンの組立てなどには欠かすことができないトルクレンチ。
小型のエンジンの組立てでも測定レンジの違う数本のトルクレンチを用意する必要があり,すべてを高価なダイヤル型やプリセット型で揃えると相当な出費になる。
私は同一レンジでダイヤル型とプリセット型を持っているが,エンジン組立ての際は安心感のあるダイヤル型に手が伸びる。
しかし,ホイールナットの締め付けのように,同一トルクで,連続して行われる作業の場合はプリセット型が使いやすい。
タイヤ交換ぐらいは自分でするが,併せてトルク管理もしたいという人にはホイールナット専用品があるので,こちらが安価でよい。
最後にキャリブレーション(校正)であるが,ほとんどのトルクレンチの取扱説明書では定期的なキャリブレーションを推奨している。
恥ずかしながら,このトルクレンチに関しては一度もしたことがない。
測定トルク内の使用で,衝撃も与えずにハードケース内で保管しているから,と言い訳をしているが,機会を見て一度くらい校正に出してみようと思う。
|
tkz says
いつも楽しく拝見させてもらっています
まことに勝手ではございますが、当方のブログ(http://plaza.rakuten.co.jp/horohorobeat/)に「お気に入りブログ」としてリンクを貼らせていただきました。
迷惑でしたら削除いたしますが、もしよろしければ相互リンクをお願いいたします。
ハンドツールマスター says
tkzさん
リンク大歓迎です。相互リンクさせていただきました。
今後ともよろしくお願いします。