自動車整備工具でウォーターポンププライヤは重要な脇役で、緊急回避的な用途がほとんど。 「固着を解く」などの場面で強靭な掴力が必要で、よい食いつきは仕事をうまくこなし、対象につく傷はその代償となる。 愛用の2本のクニペックスは共に全長300ミリ。 調整機構の違いよりも、むしろアゴの開きに大きな相違があり、双方使用場面で一長一短がある。 … [Read more...] about クニペックス コブラ アリゲータ 比較(KNIPEX 8701-300, 8801-300)
プライヤー
ブルーポイント ダブルジョイントロングノーズプライヤー(Snap-on Blue-Point 913DJCP, 913DJBCP)
ダブルジョイントのロングノーズプライヤは、以前にもキャンペーンがあったが、3本セット(ストレート、ベント、ダックビル)のため、3本は不要で購入を見送った。 今月のキャンペーンはストレートとベントがそれぞれ単品販売。価格もリーズナブルになり、2本購入した。USのパテントNo.がレーザー刻印されているので、価格の低い商品はしばらく出てこないと思う。 このプライヤーの作業対象は小さめのホースクリップなどで、ラジエータホースクリップなど大型で強いものを縮める力は掛けられない。 狭く届きづらいところへのアプローチを容易にと考えられたロングリーチプライヤだが、ジョイントが一つの従来モデルでは対象に届いてもグリップが広げられないことがほとんどだ。結局腕を傷だらけにしながら短小プライヤーで対応せざるを得ないという場面を経験した方も多いのではないか。 … [Read more...] about ブルーポイント ダブルジョイントロングノーズプライヤー(Snap-on Blue-Point 913DJCP, 913DJBCP)
スナップオン(Snap-on)コンビネーションプライヤー
スナップオンのコンビネーションプライヤーである。 いわゆる「ペンチ」で、切断/掴みの両作業を1本のプライヤーでできるというもの。 馴染みのあるペンチと違うところは支点が2点選択できるスリップジョイント機構も組まれているという部分。「プライヤー」と「ペンチ」を合体させたものと思えばよい。 さらに、より高いレバレッジで作業できるように支点がさらに一つ追加されているのがこのプライヤーの最大の特徴といえよう。 但し、一般的なスリップジョイントプライヤと比較すると、最大開口幅が小さくなる。 スナップオンのカタログには1/4の力で作業ができる旨、説明書きがされているが、4倍の力で掴むことができると解釈するのが自然だろう。 不慣れだと危険な方法でおススメできないが、ドラムブレーキの分解整備をする際、リターンスプリングの離脱、装 … [Read more...] about スナップオン(Snap-on)コンビネーションプライヤー
MAC TOOLS ホースプライヤー
マックツールズのホースプライヤーである。 愛用していた廉価のホースプライヤーを紛失してしまい、慌ててデリバリーバンから購入したものである。 ホースプライヤーと言っても、ウォーターホースに使うことは稀で、主に固いコネクター離脱に流用している。 エンジンルームや、室内のコネクター類は、装着は簡単でも、離脱を試みると障害が多々あり、うまくいかないことの方が多いのではないか。 このプライヤーの先端に傷つき防止処置を適当に施すと、便利なコネクタロック解除ツールとなる。 しかしこの新調プライヤー、よく見かけるグリップの造形だが、私には初めてで手に馴染まず、どんな風に握るのが適当なのか見当がつかなかった。 何度か握り直しを繰り返していると、グリップの開閉を行う際の人差し指の「逃げ」を作ったんだなとようやくわかった。 コネクタ … [Read more...] about MAC TOOLS ホースプライヤー
マックツールズ(MAC TOOLS)Kiwi プライヤー
「汚いから触っちゃダメ!!!」 ものすごい剣幕で幼児を叱りつける母親。 何事かと、その幼児がまさに手を触れようとした先に目を遣ると、大きなスズメガの幼虫がいた。 サツマイモの葉によく見かける種で、体長は100mmはあるだろうか。いわゆるイモムシである。 野太い黄緑の胴体には規則的な紋様が鮮やかで、アンテナのような尾角が特徴的。 これのどこが「汚い」というのか?触れても特に何も分泌しないし、毒もない。誤った感覚を感受性豊かな時期に憶えさせないで欲しいものである。 さて、マックツールズの今月のチラシに載っていたKiwiプライヤー。 アメリカ工具にありがちなセット販売で、どちらかは特に必要なくなりそう。キーウィの口ばしを連想させるオフセットジョウは、限定的な使用状況で重宝しそうだ。 … [Read more...] about マックツールズ(MAC TOOLS)Kiwi プライヤー
KTCハブキャッププライヤー
ハブキャップはできれば再利用したいので,極力傷を付けずに外したい。 しかも迅速に。 KTCの特殊工具は,堅牢なものが多く使用感は悪くない。 小型車がメインのため,2種のうち小さい方を選んだ。 板状の鋼にビニールコートしただけのグリップは,必要十分な操作感だ。そして、厚さが少ない分,収納が容易なのである。 … [Read more...] about KTCハブキャッププライヤー
クニペックス(KNIPEX)スリップジョイントスパナ
握り物というものは本来汎用性の高い工具だが、ジャストフィットする場面は多くない。 特にクニペックス(KNIPEX)はジャストフィットを追求し、独創的なデザインと剛健な作りでユーザを魅了するが、汎用性は薄れて種類が多くなる。 できれば汎用性の高い工具をチョイスしたいという欲求に応えたのが写真のスリップジョイントスパナである。 オウムのくちばしを連想させるフォルムで全長は250mm。 コブラと同様の可動部を持ち、10mmから32mmまでのボルトナットを回すことができる簡易モンキーレンチだ。グリップを握ったり緩めたりすることで、滑らかな掛け替えができ、早回しを可能にする。 また、下あごの内側のラインは曲線を描き、面接触でボルトナットを掴む配慮がされていて、簡易モンキーといいながら、バックラッシュの多いモンキーよりは高トルクが掛け … [Read more...] about クニペックス(KNIPEX)スリップジョイントスパナ
ミルバ(MILBAR)ホースピンチオフプライヤー 54Z
主にブレーキホースの閉塞を行うことを目的に購入したKTCのホースピンチオフプライヤーPSA34。 定価設定に関する違和感は前回参照。 過去記事 KTCホースピンチオフプライヤー PSA34 KTC ピンチオフプライヤ momoさんから米国ミルバ(MILBAR)社のOEMとのコメントを頂戴し、早速手配したのが写真(上)の製品。 品番は54Z。 リベットの形状が若干異なっているのと、操作の渋さに個体差が認められた。ブレーキフルードの影響でKTCのものはグリップの印字がすっかり消えてしまっている(写真下)。 ブレーキホースの閉塞作業は、ホイールシリンダの交換、ブレーキキャリパの脱着など、左右輪同時に行う作業があるため最低2本は必要だ。 マックツールズ(MAC … [Read more...] about ミルバ(MILBAR)ホースピンチオフプライヤー 54Z
KTCホースピンチオフプライヤー PSA34
以前紹介した小型ホースピンチに替わる製品がKTCより発売されたとの広告を雑誌で見たので早速購入した。 品番はPSA34。全長は140mmと,同種のピンチオフプライヤーの中では最も小さい。 … [Read more...] about KTCホースピンチオフプライヤー PSA34
小型ホースピンチ2
通常の使用方法は前回記事を参照いただきたい。過去記事「小型ホースピンチ」 今回は応用編ということで,ホースの閉塞以外の使用方法を紹介したい。 ボンネットを開けてエンジンルーム内を整備中,もしくはハッチゲートを開けての作業中,サポートダンパーが正常に機能せず,ボンネットやハッチゲートが音もなく閉まりだし,挟まれた経験があるのは私だけではないだろう。ボンネットを支える力がなくなるほど機能低下したダンパーより,中途半端にへたったダンパーの方が時間差がある分,性質が悪い。傍で見ていると,まるで車に食べられているようなので滑稽極まりないが,挟まれた本人はたまったものではない。 あるとき,何気なくダンパーのシャフトに小型ホースピンチを挟んでみたところ,それがうまくストッパーになりボンネットの落下を完全に防ぐことができた。 ホースピンチを多少 … [Read more...] about 小型ホースピンチ2