急性低音障害型感音難聴
7年前に右耳で発症したのが、左耳で再発した。高山やトンネルなど気圧の変化による耳塞感が、耳抜きできずに酷く持続するものと思えばイメージしやすい。
症名の通り、可聴域の比較的低音、周波数が低くなるにつれて感音が鈍くなる聴覚障害だ。
片側だけ発症した場合、非対称音感による不快感は筆舌に尽くしがたく、特定の周波数で起こる共鳴も加わるので、会話が聞き取りにくくなったり、日常の大きな音が出る作業ではイヤープロテクターが手放せなくなる。
発症の原因が不明の病気だが、メニエール症候群の治療に用いられる利尿剤イソバイドが有効で、軽症の場合は約1週間で聴感がほぼ回復する。しかし、今回は1週間のイソバイド投薬の効果が薄く、副腎皮質ホルモン剤(いわゆるステロイド)のプレドニンが処方された。
比較的強めのステロイドで、最初の投薬から少しずつ量を減らす特別なスケジュールが指示される。
耳管拡張症の疑いがある症状も併発しているため、自分の声や息遣いが響く不快感が取り切れてないが、ストレスが原因とされる障害だから、できるだけ安息を心がけて治療に専念したい。
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