共用工具には旧式のボールジョイントリムーバーしかなく、自分専用に購入したのがハスコーのタイロッドジョイントリムーバーJF-921MX。 「タイロッド」と商品名にはあるが、軽自動車~普通車のほとんどのボールジョイントの離脱に使用できるサイズである。 最近はアルミ合金のアーム類が使われていることもあり、昔気質の職人よろしくハンマーで離脱を試みるなどもってのほか。安心感のある専用工具を使いたい。 ハスコー製の優れているところは、支点になる部分の幅が調整できるところだ。 様々な幅がある対象に対して理想的に力を作用をさせる点において、他メーカー製より数段使いやすい。また、ダストブーツに無理な力が加わらないようにした爪の形状の配慮が嬉しい。 … [Read more...] about ハスコー タイロッドジョイントリムーバー JF-921MX
シャシー
KTCディスクブレーキピストンツール AB-10
写真はKTCのSST(特殊工具) ディスクブレーキピストンツール AB-10。 ブレーキパッド交換時,キャリパピストンを押し戻す作業に用いる。ブリーダプラグを緩めてキャリパ内のフルードを排出させながらの作業方法では,特にこのSSTに頼る必要はない。ウォータポンププライヤで軽く挟めば済む。素手でもできる場合がある。ピストンにつく傷が気になるようなら,古いパッドを間に噛ませばよい。 … [Read more...] about KTCディスクブレーキピストンツール AB-10
ポケットドライバーSDD2040(自加工)
ホイールシリンダのオーバーホール(O/H)がある。 一部の高級車やスポーツタイプの車を除いて,リアブレーキはドラム式が主流で,定期的なオーバーホールは欠かせない。オーバーホールを怠ると,腐食が進行し,ブレーキフルードが漏れるケースがある。 ブレーキフルードが漏れている場合は,カップの交換だけでは再発してしまうことが多いので,ホイールシリンダAssyの交換となるが,多くのオーバーホールはカップとダストブーツのキット交換を実施している。 小型車の主流はピストンの溝にカップがはまり込んでおり,指の力では古いカップを取ることができない。私は,その取り外しにスナップオンから戴いたポケットドライバーSDD2040を加工したものを使用。 写真のとおり,シャンクを湾曲させ,てこの力でカップの硬いゴムを変形させてピストンから取り外すのだ。湾曲の外 … [Read more...] about ポケットドライバーSDD2040(自加工)
自作SST(特殊工具)リアディスクキャリパーOH用
このSST(特殊工具)はパーキングブレーキ機構内臓型のリアディスクキャリパのOH時に用いる自作品。 キャリパピストンに内蔵されている部品を加工したものだが、これを使うのと使わないのとでは作業時間に相当差がでる。一度でも経験したことがある方なら、パーキング機構内蔵型のキャリパ内の機構をSST無しで組み付けるのがいかに困難かお分かりだろう。奥まった場所にスナップリングを組み込むだけでなく、強いリターンスプリングを押し縮める必要があるからだ。 専用設計のSST(特殊工具)は社内にあるが、使いにくい上、ずいぶん昔の車のサイズのものしかない。 新型キャリパーブレーキツール … [Read more...] about 自作SST(特殊工具)リアディスクキャリパーOH用