正規ルートで注文する輸入車純正部品はとにかく高価だ。 海外には良質な社外パーツが豊富で、ebayなどで見ればわかるが、その価格差に驚く。写真はアルファロメオのエアフロメーター。 純正はエアダクトとアッセンブリでの供給だが、社外品は主部の取替えとなる。 取り外しには特殊工具、五角のイジリ止めペンタローブが必要だ。 … [Read more...] about コーケン イジリ止めペンタローブビットソケット (五角 Ko-ken 1/4″sq. )
ホースバンドプライヤ(Clic & Clic R)スイベルタイプ
アルファロメオなど欧州車に使われる Clic & Clic R バンド。 着脱に専用のプライヤーを用いるのが基本だが、固定チップでは作業範囲が限られるため、このようにスイベルチップのものも用意するといいだろう。 ↓こちらは固定タイプ … [Read more...] about ホースバンドプライヤ(Clic & Clic R)スイベルタイプ
KTC O2センサソケットセット ATD5012
O2センサーのヒーター回路断線は、珍しい故障ではなくなった。 ヒーター回路が無い時代のO2センサーはそう壊れることはなかったが、ヒーター回路が追加され始めた年式のO2センサー(A/Fセンサー、空燃比センサー)は、そのヒーター回路が故障することが多い。 このO2センサー、数年前は3万円近くもするとても高価な部品だったが、ここ最近大幅な価格改定があり、5千円程度と信じられないくらいの安さのものも。 量産効果とも社外品対策とも噂される大幅な価格改定は、高価だった時代に有償修理したユーザーとの不公平感が否めない。 こちらの特殊ソケットがなくても作業できるものもあるが、O2センサーの六角部が、遮熱板に覆われて通常のメガネではアプローチできないことも多く、専用品を用意しておくべきだろう。 KTC … [Read more...] about KTC O2センサソケットセット ATD5012
KNIPEX コブラ 8701 300 の故障
強力な噛み付きで有名なKNIPEXのコブラの顎が破断した。 工具店のデモンストレーションスタンドは有名で、試した読者諸兄も多いと思うが、今回はそのレベルを遥かに超える力が加わったため、掴む対象を滑らすことなく、本体の顎が折れてしまうというトラブルだった。 破断面から察するに少々靭性に劣るかな?という印象だが、この硬度でないとあの強力な食いつきは実現しないだろう。 私が購入したコブラは顎の開きが少ないのが難点だが、マイナーチェンジで機構が変更になり、アリゲーターほどでないにしても開きの少なさは改善されたらしい。 新調するとしても、やはり現場のパワー重視用途には250より300だ。 【即納】 クニペックス KNIPEX コブラ ウォーターポンププライヤー BKJ 8701-300-KP JP … [Read more...] about KNIPEX コブラ 8701 300 の故障
ライル(Lisle)スピルフリーファンネル エルボージョイントの応用例
ラジエータ液注入、及びエア抜き作業に欠かせないライルのスピルフリーファンネル。 正確な液計量を行うには不可欠の補助工具である。 しかし時折、ラジエーターキャップの直上に障害物があり、ファンネルを設置できないことがあった。 写真は付属のエルボージョイント(単品で供給がある)をもうひとつ入手し、2連結して障害物を回避した設置例。 クルマはTA-NCP35 トヨタ bB。 … [Read more...] about ライル(Lisle)スピルフリーファンネル エルボージョイントの応用例
ハスコー オイルシールリプレッサー (HASCO CP-98C-781)
カムシャフトやクランクシャフトなどのオイルシールの交換は、軸が付いたままで作業するのが一般的。 タイミングベルト交換作業時など、オイルのにじみが見られた場合には同時作業として行うが、ついでというほど簡単なものではなく、デリケートな部位だけに随分神経を使う。 専用の工具らしいものがなかったころは、ペットボトルの切れ端を傷つき防止のために挿入し、腰のある細めのマイナスドライバーでコジり取っていた。 オイルが滲むほどになったオイルシールは、プラスチックのようにカチカチに硬化しているのがあたりまえで、腰の弱いドライバーなど全く歯が立たず、PBのブレードの強靭さを思い知った。 さて、さまざまな特殊工具を販売するハスコーから、クランクシールリプレッサーという高価なセットが販売されているのは知っていたが、個人購入には現実的でなかった。 … [Read more...] about ハスコー オイルシールリプレッサー (HASCO CP-98C-781)
ハゼット(HAZET)トルクスドライバーT70(スナップオン扱い)
スバルレガシィ デフオイルの交換作業。 リアデフのドレイン、フィラーは共に凹17mmスケア。 ところが、フロントはどういうわけかT70トルクス。 数年前、レガシィ12ヶ月定期点検の際にデフオイルの交換作業を依頼され、突如として現れた馬鹿でかいトルクスに度肝を抜かれた。 その当時、スナップオン(Snap-on)のカタログではT60までしかラインナップされておらず、バンセラーから渡されたものはハゼットのそれであった。 国産工具メーカーではハスコーが辛うじて扱っていたが、急を要したためスナップオン扱いのハゼットを購入。 たった一本のソケットドライバーに1万円超の価格。 よい工具なのは理解できても、頻度の高くない作業に痛い出費だった。 … [Read more...] about ハゼット(HAZET)トルクスドライバーT70(スナップオン扱い)
ライル(Lisle)スピルフリーファンネル改
ロングライフクーラントの交換作業時に便利なライル(Lisle)のスピルフリーファンネル。 付属のジョイントを組み合わせることでほとんどの車種に装着が可能である。また,漏斗の容量が十分大きく,エア抜きをしながら,他の作業が並行して行えるのも,魅力の一つである。 … [Read more...] about ライル(Lisle)スピルフリーファンネル改
KTCダイヤル型トルクレンチ CMD072
70N・mまでの比較的低トルクで使用しているトルクレンチが写真の KTC CMD072 である。 MADE in USA の印字が誇らしげで,スナップオン傘下の米国CDI社との業務提携品と聞いたことがあるが未確認。 ダイヤル型トルクレンチの特徴は,締め付け力を解除した後も,置針(青い針)が最大トルクを示してくれることと,安価なビーム型と比較して主針のストロークが大きく,視認性に優れていること。 また,締め付け力が連続的に確認できるので,プリセット型のように設定トルクに至るまでのちょっとした不安感がない。 … [Read more...] about KTCダイヤル型トルクレンチ CMD072
京都の組やすり職人(船岡町のニコルソン)
かれこれ7年もお付き合いのあるご近所のお客様が、やすり製作の職人と知ったのはつい先日のこと。 その大正生まれの職人が作るヤスリは、驚くほど精緻に刻まれた目で、爪でなぞるとまるで刃物のような切れ味。 目立てに使用する大小様々なタガネも厳選された鋼材の手製で、研いでいくうちにどんどん小さくなってしまうそうだ。 切れ味の鈍くなったヤスリは再生のために職人の手に戻る。 一旦グラインダーで目を全て落とされ、コークス炉で焼きなまし。 再度目が立てられ、完全に切れ味を取り戻す。 「私は、米ニコルソンのバカ高いファイルを使い捨てなんですよ。とってももったいないことをしていました。」 というと 「さすがによくご存知ですなあ。ニコルソンは確かに母材が違います。でも古臭い前時代的なヤスリもね、捨てたもんやないですよ。」 … [Read more...] about 京都の組やすり職人(船岡町のニコルソン)