何かのチラシで,ETC導入のメリットが掲載されていた。年に数回の利用,すなわち,盆正月の帰省のための長距離高速道路利用だけでも,とてもお得だと書かれていた。
東京-神戸間の例で,ETC利用とそうでない場合は,片道3千円程度の差。年に2回ほど,この距離を往復すれば導入費用程度になるという。さらにどういうわけか,公共交通との比較が…
航空機や新幹線などの長距離公共交通機関の利用料金が比較の対象である。東京-神戸間で片道3~4万円ぐらいETC利用の方が安いらしい。
ETCを使ったときと使わなかったときの比較だけに留めるべきでは?
例えば,
家族が増えたという理由で,5ナンバー枠ミニバンに買い換える都市近郊に住まいの3人家族の場合。新車購入してこれを9年間,年間1万キロ程度乗ったとする。この車に掛かるすべての費用は,安く見積もっても約500~600万円。月割りにすると約4.6~5.6万円。
一方,
子供が生まれたからお金の掛かる車は手放して,すべて公共交通利用で過ごそうと決心した都市近郊に住まいの3人家族の場合。一ヶ月に交通機関の利用だけで,4万円も5万円も使おうと思ってもなかなか使えないだろう。この家族の場合,年に数回,航空機もしくは新幹線で帰省したとしても,自家用車を所有する家族よりずっと節約できるというものだ。
そもそも,このETC導入を促進するチラシには,「すべての家庭にはマイカーがある」という前提がある。
さて,写真のノギスはストレートで見つけたプラスチック製のノギスである。
価格は250円とコストパフォーマンスが抜群によい。
↓アマゾンではさらに安価なようだ
我々整備士がロールカートに搭載するノギスの使用用途として頻度の高いのが,大きめのボルト・ナットの2面幅の測定である。カートに搭載していない共用のソケット類を取りに行く際,対象の2面幅を,記憶,もしくは目測に頼ったために,工場内を余計にうろうろした経験はないだろうか?
この程度の測定に,高精度のノギスは不要である。ボルトナットに限らず,「この程度」の測定が多いだけに,気軽に使える簡単なノギスが重宝するのだ。
ST says
「この程度」の測定はよくあります。
その後、測定した物を運ぶのにしょうがなくその場にノギスを置いてくる事もあります。
サイズが規格である物なら気軽に使えるほうがいいですね。
ハンドツールマスター says
STさん,コメントありがとうござます。
私の場合,粉塵などが多い作業環境ですから,大切にしているノギスを痛めたくないというのが一番の理由でしょうか。このプラノギスを見つけたときはうれしかったですね。