つかみモノの代表格クニペックス(KNIPEX)のウォータポンププライヤー「コブラ」。
一度つかんだら離さない食いつきの凄さは他メーカー品と比較にならない。まるでパイプレンチでも使っているかのような使用感で,固いオイルフィルタなどあっさり緩んでしまう。
一方,細かい作業にも有効で,例えばブレーキホースを止めている板状の金具の取り外しに使ってみると,他工具による作業の苦労が嘘のように簡単にできてしまう。
アゴの開きをプッシュボタン式で変えられるのがコブラ。通常の可変機構を備えているのがアリゲーター。
甲乙つけがたいが,操作が簡単なのはコブラで,アゴの開きが大きいのがアリゲータ。この選択は好みが分かれるところである。
愛用はコブラ87 01 300。
足立昌人 says
配管工事で10種類以上のプライヤを使用してきましたが,咬みつきの性能ではスリーピークス技研製のWPP-250DGが最も優れていました。
このクニペックス製も優秀ですが硬度が劣っているため,ステンレス配管を繰り返し回すと徐々に歯の部分が潰れてゆきグリップしなくなります。
スリーピークス技研製は握りのビニール部分が安っぽいので渋好みの方にはお勧めできませんが性能は間違いないので是非使ってみて感想を頂きたいです。
ハンドツールマスター says
足立さん、貴重な情報ありがとうございます。
私たち自動車整備では歯の部分が早期に消耗するほどの激しい使い方はしませんが、このプライヤーを購入して5年以上は経過し、最近になって徐々につかみが甘くなってきたなと感じ始めていました。
スリーピークス初めて聞きました。
国産工具には優れたものが無視できないほど多く、たとえば、エイトの六角棒レンチなどは世界一ではないかと思わせるほどです。
近いうちに購入し、感想を述べたいと思います。