スイスのオエティカ(OETIKER)社のイヤークランプに代表されるカシメタイプのホースクランプ。
軽量、省スペース、低コスト、組み立て易さなど、主に生産者側の都合が色濃いクランプは、一度締結すると離脱のためには破壊する必要がある。
国産車においては、一部ドライブシャフトブーツバンドに採用している以外はあまり見かけないので、やはりメンテナンス作業のことも大いに配慮されているようだ。
写真は海外から取り寄せた真横方向の狭い箇所にアプローチできるホースクランププライヤ KS tools 115.1185。
ラックブーツの奥側に配置されているイヤークランプの確実な締結のため、サスペンションメンバー脱着を伴う作業が必要な場合が少なくない。硬い樹脂製のラックブーツの締結は他の代用が効きにくく、タイラップでいい加減に縛ってあるアルファロメオを何台も見た。
このプライヤは非常に薄くデザインされており、難儀なサスペンションメンバー脱着から解放されるだろう。
↓こちらは垂直方向からカシメるタイプ
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