マックツールズのスイベルヘッドラチェットハンドルが発売された。
ラチェットのメカはファコムタイプ72ギアで、全体の大きさは愛用しているスナップオンF747Aより多少小ぶりである。
ラバーグリップが気に入らず、バンセールにお願いするとすぐさまペンタグリップに打ち替えてくれた。
「全国でも初めてのカスタマイズじゃないでしょうか。」
と言われ、ちょっと得意。
さて、当方、メインラチェットはF747Aで、どんな角度で使用しても力の逃げにくいスイベルヘッドはスペースさえ許せばこれほど使いやすいハンドルはない。
F747Aは相当のオーバートルクにも耐え、リペアキットを用意してはいるものの、キットは未使用のまま。
使い始めて3年になるが全くのノントラブルで、定期的なオーバーホールのみで快適な使用感である。
ダルマ型ヘッドとしては49ギアと少々荒めで、ギアの山が大きいのがトラブルを回避できている要因なのかもしれない。
ファコムタイプの72ギアとマックハンドルのコラボモデルがどの程度の実力か気になるところ。
送り角が小さいから狭いスペースでも作業できますというが、実作業では「チマチマ」している暇などなく、邪魔な部品を外した方が早い場合があるし、部品脱着が面倒で狭い場所へのアプローチにはバリヤーレンチという心強いパートナーもいる。
送り角度より空転時のフィーリングや、スペック以上の高トルクを掛けたときのしなりや耐久性が、実は重要な要素なのだ。