スタッドボルトそのものを交換する作業は滅多にないが、スタッドボルトが邪魔で作業が滞る場面に遭遇することはないだろうか?
例えば、ウォータポンプ周りのガスケットを剥がすのに、スタッドボルトが邪魔でスクレーパーがうまく入らないとか、
スタッドボルトさえなければ、なんとか狭い隙間を縫って部品を取り外せるなど。
面倒でもダブルナットでスタッドボルトを抜き取ろうとするが、ダブルナットを掛けるためのレンチを振るスペースがないことが多い。
昨年購入したハスコーのスタッドボルトプーラーは、抜き取り専用工具とのことであるが、ほとんど無傷で取り付けも可能。
M6-P1.00、M8-P1.25、M10-P1.25、M10-P1,50の4種のコレットを、六角対面幅24mmのやや大振りな本体に装着。本体後ろの六角22mm部を締めこむことで、コレットをネジ山にがっちりと食い込ませる仕掛けである。
スナップオン(snap-on)他にも、同様の工具があるが、余計なサイズがセットにされていることが多く、今回は、必要なサイズだけセットされているハスコーをチョイスした。
通常のボルトの頭をねじ切って、スタッドボルトのようになってしまった場合にも使えるかもしれない。
少々高価でも持っていて損のない工具といえる。
↓KUKKOはプーラーなどで定評がある。