先日,ラチェットリペアキットの記事で,ラチェットギア部のオーバーホール時に使用する油脂について触れた。
私の地域のバンセラーはシリコングリース使用を推奨する。
しかし,F747Aリペアキットの説明書には,10W以下のマシン油の使用を促し,グリース類の使用禁止が明記されている。
この矛盾を埋めるべく,バンセラー経由でスナップオンジャパンの見解を伺った。
結果,リペアキットの説明書が正しく,シリコングリースなどグリース類は歯数の多い(山の小さい)ギアに使用すると,不具合が出る可能性があるとのこと。
しかし,実際グリース類を注入したことが原因で故障した例がないため,はっきりしたことは言えないらしく,説明書に従うのが無難だという。
ここまで聞いたところで,さらなる疑問が、
純正のグリースだと手渡された,このPTFEグリースは何なのだろう?