こびりついたガスケットの除去など,手作業であっても工具次第で短時間に作業を終わらせることができる。
写真はKTCのセラミックスクレーパー。
先端にセラミックチップが装着されている。
このチップ,耐摩耗性が抜群に高く,研磨は不要。いわゆる陶器のため,落下衝撃には気をつけなければならない。
チップがボルト止めで,交換できるように見えるが,残念ながらチップの供給はないとのこと。
仕上げ作業向きの鋭い切れ味で、他のスクレーパーで除去しきれなかった薄く残ったガスケットを綺麗に手早く剥がせるのが魅力である。
今回は,より細かい作業にと12mm幅のものを用意したが,通常作業には18mmがいいだろう。
さて,KTC製スクレーパーはどれも同じ形状の木製グリップ。握りが細く、力の要る荒削り向きではないといえる。
大半のガスケット除去作業は,無理な姿勢で行うため,力の入りやすいグリップや,より遠くにアクセスできる「長さ」も欲しい。
スナップオンには,四角断面のドライバーグリップに長さ違い,先端角度違いのブレードを装着したスクレーパーがあるのだ。
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