深く入り組んだ締緩対象にユニバーサルジョイントは欠かせない。
前回記事:ネプロス(nepros)ユニバーサルソケットの補足。
私の所有するユニバーサルソケット全長を比較した。
ソケットサイズはすべて12mm。
左:スナップオン(Snap-on) FSM12 + スナップオン FU80B
中央:スナップオン FUM12A
右:ネプロス(nepros) NB3-12JU
スナップオンのFU80Bは,短いタイプのユニバーサルジョイント。全高の低いシャローソケットと組み合わせても,ユニバーサルソケットFUM12Aの全長は短いことがわかる。
さらに,ネプロスのユニバーサルソケットの短さが際立つが,これはKTCがグランドクロスと呼ぶ構造故。すなわち,直行する二本の回転軸が,同一面上にあるというもの。
等速ジョイントとして機能しなくなるまでジョイントが傾かないため,とても滑らかな操作感がある。ソケット部が6ポイントしか選択できないのが残念だ。奥まった対象へのフィッティングには12ポイントが断然有利だからだ。
一方,スナップオンには12ポイントがある。
この記事を書いた時点では,滑らかな操作感と勘合の容易さを併せ持つものがないため,同一機能のユニバーサルソケットを2種類持たねばならない。ネプロス12ポイントの商品化を望むばかりだ。
さて,ユニバーサルソケットと組み合わせるエクステンションは,ロック付がいい(写真右側)。
スタンダードのエクステンションの場合,ボルトが緩んだと同時に双方が離脱して,奥まったところにソケットを残してしまうことがある。
つまらないことで時間を浪費しないためにも長さ違いのロックエクステンションは必須だ。
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