私物も含めて,工場にあるブレーキパイプレンチを比較してみた。
左から順に…
①スナップオン(Snap-on) RSXSM10A ラチェッティングエンド
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以前にも紹介した,私がメインで使用しているお気に入りのコンビ。
前回記事:スナップオン(Snap-on)ブレーキパイプレンチ
カタログ掲載はなく,バンセラーから購入。3000円程度。
斜め掛けはできないが,指では軽く回らないフレアナットにラチェッティングエンドが小気味よい。
長さも適度で,高トルクでもフレアナットの「開き」は極小。メカニック必携の一本だ。
②スナップオン(Snap-on) RXFMS911B 9mm×11mm
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以前にも紹介した。欧州車のブレーキホースサービスに主に使用している安心の一本。
③ ハゼット(HAZET) 10mm×11mm
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欧州一流ブランドハゼットのフレアナットレンチ。
欧州ブランドらしく11mmとの組み合わせ。”W-GERMANY”の刻印が歴史を感じさせる一本である。綺麗な梨地の表面にメッキ剥がれは皆無で,つくりの良さが伺える。しかし,以前メルセデスW124のブレーキホース脱着の際,固着がひどく高トルクを掛けた際,レンチが「開き」,ナメてしまったことがあった。そんな状況でもスナップオンのフレアナットレンチでは開きは極小で,ナメたフレアナットを難なく解いたのであった。
④ KTC MZ10 10mm×12mm
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オフセット角度,長さともスナップオン,ハゼットとほぼ同一。
このデザイン、エンド部にこれだけ肉がついていれば開きはないだろうが,あまり格好のよいレンチではない。
⑤ KTC MZ1 10mm×12mm
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こちらは大昔からあるフレアナットレンチ。私が学生の頃,初めて手にしたのがこのタイプだった。この45°の立ち上がり角は,融通が利かず狭い場所では非常に使いづらい。今,このレンチを敢えて選ぶ理由は見つからない。
⑥ IZU TOOL オープンエンドとのコンビ
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工場に転がっていたブレーキフルードリフィラーなどで有名なIZU TOOLのコンビ。オープンエンド部は厚さ10mmもあり,結構なトルクでも開かない。このような厚いオープンエンド部で開く直前まで締めると,フレアナット締結の適切なトルクになるのかもしれない。反対側はあくまでも緩め用で,オープンエンドが締め用と考えると作業性もよさそうである。
⑦ FORCE 7511012 10mm×12mm
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ストレート(STRAIGHT)で購入した200円ちょっとで買えるフレアナットレンチ。格好だけ真似したと思われる割りめがね。少し力をこめると口が開き,安心感がない。せめて開かないKTCを購入しよう。
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