先端を閉じた状態でも,丸く口を開いたホースプライヤ。ホースの径が合えば,パイプを変形させることなくホースを抜き取ることができるという工具である。
写真はストレート(STRAIGHT)で購入した廉価品。実は,ホースの取り外しには使いやすいとはいえない。
しかし,各種コネクタの取り外しに使用すると都合がいい形状なのだ。
特にエンジンルームに使用されてる防水型コネクタは内部にOリングが仕込まれている。この防水コネクタ,離脱させるのには結構な力がいるのは,ご承知の通り。コネクタのロックを指で押しながら離脱を試みるものの,固い場合は,Oリングの固着なのか,ロックが解除できていないのか判断するのは容易でない。無理に引き離そうとすると,最悪の場合はコネクタを破損させてしまう。
そこで,このロングホースプライヤ。先端でロック部分をつかんで押し込み,そのまま離脱方向に引っ張るだけ。指では固かったコネクタも,簡単に外れる。奥まったところでもアプローチできる。また,コネクタのプラスチックに傷が付くのを防ぐためには,先端にブレーキのブリーダプラグキャップなどのゴムを被せるとよいだろう。
この使用方法だと,コネクタ外しが多い作業ではかなりの時間短縮が図れるのだ。
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左方優先 says
ごぶさたしてます!
この記事が記憶に残っていたので、先日小物類と一緒にまとめて頼みました。
早速サニーのETC取り付け時に活躍!日産の運転席廻りのカプラって力が入りにくく非常に外しにくい形状ですけど、おかげさまでラクに作業することが出来ました!これからも貴重・有益な情報お願いしますっっ
ハンドツールマスター says
左方優先さん、こんばんは。
この記事がお役に立てたようで光栄に思います。
ロックを強く押し込む先にストッパが無いものはロック破損の恐れがありますので注意してください。(私は一度失敗しました。)
先日、この記事にアップしたプライヤを紛失してしまい、新調したのですが、この安物の方が使いやすく、また買い直そうかと思案しているところです。