自動車のエンジンルーム内の整備は,作業スペースが非常に狭い。オフセット角度の違う幾種類ものレンチを所有するのは,さまざまな角度で対象にアプローチするためである。
使用回数が比較的多いのが,写真のロングストレートメガネレンチ。私が使用しているのは,真ん中のストレート製と下のスナップオン(Snap-on)。上のKTC製は比較のために職場から借りてきた。代表として12mm×14mmのレンチを並べる。
↓王者の風格スナップオンのストレートメガネ
スナップオンが他のものに比べて30mm程度短い。ボックス部分の薄さが際立つが、その薄さでないといけない作業は,滅多にない。工具メーカー各社から同様のレンチが発売されており,全長はKTCのものとほぼ同じというのがほとんどで,スナップオンの長さのものはまれである。他にはマックツールズ(MAC TOOLS)ぐらいか。
長いほうがトルクはかかるし,同レンチの最大のメリットである奥まった対象へのアプローチが容易だ。
しかし,KTCはメッキが剥がれやすく,ボックス部分はボロボロである。トネ(TONE)製は梨地が美しく欧州工具を連想させる。最近出たシグネット(SIGNET)製は安価な割りに見た目はよく,サンデーメカにはちょうど良いのではないだろうか。
ストレート製はボックス部の加工精度がでたらめで,高トルクをかけるとボルトをなめる。
KTCの使用感のまま高品質なネプロス(nepros)が一番良いかもしれない。
Snap-on(スナップオン) ロングストレートメガネレンチセット4ピース(0度) ★XDHFM4P
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