マニュアルトランスミッションやリアデファレンシャルのドレンやフィラープラグは国産車でも特殊形状のものが多い。
写真の右から3つはKTCからセット発売されているドレンプラグ専用ソケットレンチ。その使用状況に応じて1/2″dr.と24mmのレンチ双方で駆動できるように配慮されている。
一番右は17mm凹。旧型日産車のトランスミッションに使用する。
B10サニーやKH510ブルーバード,古いダットラやサニトラの入庫があり,年に数回の使用頻度であるが,モンキーレンチ(アジャスタブルレンチ)等ではアクセス困難な場面があり,同レンチの使用で,格段に作業の確実性と迅速性が増す。
右から二番目は10mm凸。日産車FFのマニュアルトランスアクスルに使用する。
面倒だからと3/8″dr. で緩めたりしてはならない。サイズが合わないので確実に痛むからだ。さらに痛んで緩まなくなってしまったら取り外すのに大変苦労するだろう。近年FF車のM/T車はめっきり減ってしまい年に1回使うか使わないかといったところである。
右から三番目は13mm凸。主に日産車のトランスミッション及びリアディファレンシャルに使用する。これも専用品使わず、1/2″dr.で緩めてはならない。もし専用品を使っていないなら是非使っていただきたい。作業の確実性,安定性が格段に増し,ドレンやフィラーを緩めるのが楽になるはずだ。
最後に一番左はコーケン(Ko-ken)の14mmダブルスクエアソケット1/2″dr.2トンダンプや1.5トントラックなどのマニュアルトランスミッションに使用する。これもモンキーレンチ(アジャスタブルレンチ)では作業が困難な場合が多く,ボルトを痛めてしまうことが多いので専用のものを使いたい。
12ポイントの一般のソケットで対辺幅が14mmになるものがあれば代用は可能。
ダブルスクエアソケットもそうだが,国内ではコーケンに特殊形状のソケットレンチが多くラインナップされている。
以上,現在使用中のドレンプラグソケットレンチを紹介した。
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