今回はケーブルカッター(95 11 165)
本来は被覆電線の皮むきや,電線の切断に用いられるものだが,自動車整備でケーブルカッターの世話にならなければならない様な太い配線はバッテリー配線くらいだ。
その他の配線材料は細いものばかりなので,ケーブルカッターでなくても普通のニッパーで十分である。
では,どこに活躍の場面があるのか。
第一にドライブシャフトブーツバンドの切断。このバンドはありきたりのニッパーでは歯が立たない。ハサミのようなもので「せん断」する必要があり,このケーブルカッターを用いるとあっさり切れる。
第二に切って使うタイプのワイパーゴムの切断。ニッパーを使っても「パチン!」と気持ちよく切断できるが,ケーブルカッターを使ったときの「さくっ」という感じがいい。いつもケーブルカッターに手が伸びる。
コンパクトでかつ鋭いせん断能力をもつお気に入りのケーブルカッターだ。
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