自覚に乏しい蓄積性肺疾患予防のために(防塵防毒マスク面体 3M 6500QL)

比較的小規模で営まれる自動車整備事業所は、他分野の業種と比較して労働安全衛生の管理が行き届いていないことが多いような気がする。

自動車整備の現場では、特に制動装置(ブレーキ装置)の整備作業時に発生するブレーキ摩擦材の粉じんが問題だろう。


かつて、悪性疾患の原因とされるアスベストが混入されていたブレーキ摩擦材は、今はアスベストフリーが当たり前になっているが、代替材料が完全無害かと言うとそうではなく、間違った認識・作業管理でマスク非装着の作業者が多くみられる。

粉じんを長期にわたって吸い込むと、治療が極めて困難な『じん肺(塵肺)』になるリスクが高い。

Wikipedia参照:塵肺

短期的に症状が出ないからと、危険性を認識しつつ防護具の装着を怠り、発症してから情けない思いをして余生を送ることのないよう、管理が不十分な現場では自ら防護に取り組むべきだろう。

一流メーカーの3Mからは、アタッチメントを交換することでいろいろな場面の防塵防毒が可能な面体が用意されている。

自動車整備の傍らで、軽鈑金・塗装作業に従事される方にもおすすめである。

↓部品の供給もあります。

このモデルの特徴「クイックラッチ」と呼ばれる容易な着脱を可能にした機構は、作業者にとってはとても嬉しい仕掛けだ。

Hand Tool Master: