トヨタが現行プリウスの大規模リコールを届出た。
その数は190万台に及ぶが、いろいろな報道記事に目を通すと、改めてトヨタの新車生産台数1000万台/年の多さに驚く。
前進、後退の切り替えは、アーケードゲーム機のようなジョイスティックを操作。アクセルペダルもブレーキペダルも実は電子的なスイッチで、模擬的にブレーキやアクセルの踏み応えを演出しているというのだから驚く。
今回は電子制御プログラムの不具合が原因とのこと。
電子制御にはいくつかのバックアップがあるだろうし、トヨタのものづくりの姿勢からそう悲観的には捉えていない。
けど、自動車は本来、運転者の感覚で操作するものだから、いくら「自動」車だからと複雑な電子機器にいろいろなことを任せるのでなく、多少不便でも、人間の感覚を中心に作動する旧来の「クルマ」がなんとなく安心なのだ。
写真は、改造によりプッシュリリース機構を加えた多目的ラチェット。
ソケットを保持するロッキングボールが固めのスナップオンは断然プッシュリリースだ。ギア数は少なくなり送り角は大きく一見不便なようだが、空転トルクが小さいのでパームラチェットとしては非常に使い心地のよいものに仕上がっている。