愛用のSnap-on F747Aは、最近の80ギアや100ギアと比較するとずいぶん少ない49ギア。
多ギアラチェットは振り角が小さくて、いかにも狭い場所でラチェッティングができるような印象を与える。
しかし、実際の作業で100ギアがワンノッチぎりぎり進むような狭い場所でボルトが緩むまでラチェッティングしている時間は無い。邪魔な部品を外すか別の手段をとるだろう。
さらに振り角だけをいうならエアラチェットは振り角ゼロで作業可能だ。
よいラチェットの条件は、ギアの細かさより、空転トルクの軽快さだ。
指では緩まないからラチェッティングしたい場面があるだろう。
既に締結トルクは開放されているから、空転トルクの大きいラチェットではギアが進まない。
この点においてもF747Aは、空転トルクが非常に軽快でストレスフリーなのが大きな魅力だ。
↓現行のラウンドヘッドで、従前のものより多ギア化されている。