ELMチップを使ったインターフェイスならどんなクローンインターフェイスでも使えます。
と謳うソフトを海外サイトで発見して早速購入。
ドイツのサイトだが、サポートは英語でも可能なため、その後も安心である。
この中でいくつかあるソフトのScanMaster-ELMというのがそれ。
北米車、欧州車のほとんどと、国産車の一部はこのソフトで簡易診断できるのだから、従来のスタンドアロン機と比較すると、価格的に随分気軽にその機能が手に入るものだ。
ノートブックPCを外部診断機として使用する同ソフトを機能させるためには、もちろんインターフェイスケーブルが必要。
CAN通信にも対応するELM327互換の J1962 to USBインターフェイスはe-bayなどで多くの販売者が安価にて出品しており、こちらも比較的簡単に入手することができる。
残念なのは、国産車に関してはホンダを除き、通信プロトコルの違いでほとんど使用できないこと。
16pin の SAE J1962のコネクタ形状を統一しただけの全く無意味な国産車の設計に一瞬違和感を覚えるが、規格統一できそうでできない工業製品は別にクルマに限ったことではなく、ああ、これもまたそうかと思い直す。
ScanMaster-ELMの他、数々のPCソフトウェアが海外サイトから入手できる現状を見ると、もうそろそろ国内の外部診断機もこういう方向に進んでもいいんじゃないの?と焦燥感にも似た感覚に陥るのだ。