マックツールズの差動シリンダープレッシャテスターCLD200M。
元カリスマ整備士の日記でおなじみのカリスマさんの記事で教えていただいた測定器だ。
工場に古いコンプレッションテスタはあって、一人で作業する場合、プラグホールにテスター先端を押し付けながら、手元にセルスタートさせるスイッチを持ってきて計測していた。
搭載されたエンジンならこの方法で測定可能だが、単体の中古エンジンだとそうはいかない。
この差動リークテスタは、エンジン静止状態で圧縮上死点にある燃焼室に圧縮エアを送り込み、保圧の程度を測定するものである。
↓類似品は少ないがこのようなセットがある
リークがある場合、向かって右側のメーター指示値が下がる。
さらに、従来のコンプレッションテスタではできなかったリーク箇所の絞込みがエアの流動音で容易に行える。
写真は搭載前の中古エンジン。
長期放置したエンジンや組みあがったエンジンは安心のためにも計測しておこう。各種プラグホールのアダプタが付属しており、ほとんどのエンジンで測定可能だ。