スナップオンのコンビネーションプライヤーである。
いわゆる「ペンチ」で、切断/掴みの両作業を1本のプライヤーでできるというもの。
馴染みのあるペンチと違うところは支点が2点選択できるスリップジョイント機構も組まれているという部分。「プライヤー」と「ペンチ」を合体させたものと思えばよい。
さらに、より高いレバレッジで作業できるように支点がさらに一つ追加されているのがこのプライヤーの最大の特徴といえよう。
但し、一般的なスリップジョイントプライヤと比較すると、最大開口幅が小さくなる。
スナップオンのカタログには1/4の力で作業ができる旨、説明書きがされているが、4倍の力で掴むことができると解釈するのが自然だろう。
不慣れだと危険な方法でおススメできないが、ドラムブレーキの分解整備をする際、リターンスプリングの離脱、装着を手早くするにはスリップジョイントプライヤ-を使うのが適当な場合が多く、より確実に掴むためにはこのような高レバレッジのプライヤーが望ましい。