「私は,環境にやさしいハイブリッド車に乗ってます。」
「環境(地球)にやさしい」と広告される大抵の商品は,環境負荷が従来品と比較して低いというだけで,決して「やさしく」などなく,はっきり「負荷」を与えている。
自動車は,任意の場所に高速移動できる手段である。これを人力でやれば相当なエネルギーを費やすことは想像に難くないだろう。
人力でできない部分を自動車に頼れば,その代価のほとんどは環境負荷だろう。ハイブリッド車は,その高速移動の効率をほんの少し上げただけに過ぎない。
私は,環境に配慮したつもりで自動車を手放したが,頼んでもいない超高速配送の宅配業者が来るたび,余分な環境負荷を与えてしまったと思うと同時に,現在の物流を支えている自動車を全く利用しないで生活を送るなど,不可能に近いなと思う。
さて,エア抜き作業時に手放せないスタビレー(STAHLWILLE)75°ディープオフセットメガネレンチ。
新しいマツダ車はフォードの影響か,ブリーダプラグに3/8″を用いている場合があり,ミリサイズレンチでの代用が不可。写真左の3/8″×7/16″を追加した。
欧州車は7, 9, 11mmが主流。
国産車は概ね8, 10mm。
エア抜き工具が3本目。整備士にも少しやさしい車であってほしい。