スナップオン(Snap-on)の3/8″dr.インパクトソケット。
ハンドツールソケットをエアラチェットで使って差し支えないといわれても,目に見えて変形していくのだ。
それに増して私の気持ちの耐久性が劣っていたようで,我慢できずに購入に至った。
写真左から
IMFML10 (10mmショート)
IMFML12 (12mmショート)
IMFML14 (14mmショート)
IMFML17 (17mmショート)
IMFML19 (19mmショート)
IPF800A (ユニバーサルジョイント,フリクションボールタイプ)
近年のエアラチェットは相当な回転トルクのものが存在するし,3/8″dr.インパクトレンチを購入する予定もあるので,今回はインパクト用を選択した。
外径がハンドツール用ソケットや,エアラチェット用パワーソケットと比較して一回り大きい印象で,この太さが災いする場面が少ないことを祈る。
1/2″dr.以下のスナップオンのインパクトソケットはドリブンスクエアの一面のみ穴が開いていて,その他の三面にはハンドツールソケットにあるようなディンプルがなく,平らな面になっている。したがって,ラバーリングとピンで接続する他社のインパクトアクセサリと互換性がない。
では,エアラチェットのドライブスクエアとの相性はどうか。穴の開いた面にフリクションボールがくるように装着すると遊びが大きく頼りない。その他の場合はディンプルがないため,ボールのフリクションでのみ保持され,装着の節度感がなく,これもまた頼りがない。
しかし,実際使用してみると,押さえつける力を掛けるため問題はないし,メッキのソケットを強力なパワーツールで使用する違和感から開放された。
さて,ドリブンスクエアに設けられた穴は,ロックボタン式と呼ばれる接続方式のためだ。
例えば,今回購入したフリクションボール式のユニバーサルジョイントの他に,ロックボタン式のユニバーサルがある。
ロックボタンは,フリクションボールを円柱型にしたような出っ張りで,それをドリブンスケアの穴に合わせて保持するというもの。
離脱の際は,先の細いピンポンチ等で穴の外側からロックボタンを押す必要があり,結構面倒だ。
現場では取り扱いが容易で,安全性の高いロック方式が欲しい。