ブルーポイント(Blue-Point)コンパクトエアラチェット ATJ2125

作業能率の向上に欠かせないのがエアツール。中でもエアラチェットの使用頻度は高い。

先週,愛用していた空研KSS-10が突然故障した。KSS-10は一般的なエアラチェットと基本構造が異なり,メーカーもエアークイックスパナという名称を用いている。

ワンウェイクラッチを内蔵したヘッド部は回転が極めて滑らかで,反動が少ない。さらに,ボリュームのある消音材をボディーに内蔵しているため耳障りなベーンモータの騒音が低く抑えられている。欠点といえば,全長が長いくらいで,お気に入りであった。

いずれオーバーホールするが,緊急を要したためスナップオンバンから写真のエアラチェットを購入。MADE IN JAPANの刻印が誇らしげなブルーポイントATJ2125。

言わずと知れたシナノの超コンパクトエアラチェットのブルーポイント版である。

手の中にすっぽり納まる小ささにまず驚くが,エアカプラを接続して作業すると,意外にも小回りは利かない。取り回しやすさは従来のエアラチェットと,そう変わらないのだ。

シナノオリジナルは1.5m程度の柔軟性に富んだエアホースが付属し,また,ドライブ部にウォブル形状を採用するなど,小ささの利点を最大に引き出そうと努力はしている。

しかし,付属のエアホースもウォブルのドライブスケアも限られた場面で効果があり,他の多くの場面では,むしろ不要である。
スナップオンジャパンは付属エアホースも,ウォブルも採用しなかった。

クイックリリース機構,必要十分なパワー。しばらくはメインのエアラチェットとして使っていこうと思う。


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