スナップオン(Snap-on)のチラシに掲載のあったバリアブルプライバー。すぐにオーダーするが手元に届いたのは3ヵ月後。人気が高い上,品薄だったのだろう。
日常の作業で「コジり」作業は意外に多い。しかも,ある一つの作業に先端角度違いのプライバーを何本もあてがい,やっとの思いでストロークさせるという場面がある。手持ちのプライバーでは微妙に角度が合わず,障害物に干渉するため,工場にある棒という棒を総動員するということもある。
この決してスマートとはいえない作業を解決してくれるのが写真のバリアブルプライバーである。
ハンドルの長さは10″,12″,14″の3種類の用意があり,一番長い14″をチョイス。
ジョイントの片方を押し込むと先端がフリーになり,17段階の位置で固定できる仕組み。
ブルーポイントブランドで,無期限保障対象外のため,無理な使用は避けるようにと忠告を受けた。
購入翌日にポルシェ928のベルト交換の仕事があり,各補器の「コジり」に早速使用した。試しに従来のプライパー各種をあてがってみたが,どれも角度が合わず,これがなければ相当苦労していたことだろう。
軽自動車でも補器の周りに障害物が多い車種が多く,今後の活躍に期待したい。
プロであれば是非所有しておきたい一本である。