メーカー各社の多様なソケットがある中、プロ,サンデーメカにかかわらず,その選択は難しい。
写真は,現在使用中のソケット。代表として使用頻度の高い12mmを並べた。
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右:スナップオン(Snap-on)セミディープ 3/8″dr. 12mm 6ポイント
中央:スナップオン ショート 3/8″dr. 12mm 6ポイント
左:スナップオン ウォブルプラスエクステンション 3/8″dr. 1 1/2″
メインで使用しているのはセミディープ。適度な全長で着脱が容易であることが,その一番の理由である。
ソケットレールやラチェットハンドルからソケットを取り外す際,特に全長の短いスナップオンショートは取り出すときに指先が滑る。周りに障害物があり,ボルトが長く手前に突出した箇所などは,ディープソケットでないと作業できないが,そのような箇所は10mmがほとんどで,前回紹介したフレアナットソケットで代用できる。
過去記事「スナップオン(Snap-on)ブレーキパイプ用工具」
ショートとディープをフルサイズ揃えると,いかにも作業範囲が拡がるように錯覚するが,ショート,セミディープ,超ショートエクステンションの組み合わせの方が実用的だ。ディープでは長く,ショートでは短いという場面は意外と多い。
6ポイントと12ポイントの選択も悩むところであるが,スナップオンのように信頼性の高い品であれば,作業性を優先して12ポイントでいいだろう。12ポイントで滑ってしまうほど角に損傷のある対象には6ポイントでも滑るからだ。
メッキの強さ,本体の素材,フランクドライブ,極限まで贅肉をそぎ落としたスマートなフォルムなど,スナップオンのソケットは一流品。同じ購入するなら是非一流品を購入しよう。