マックツールズ(MAC TOOLS)のラチェットハンドル11″スピンフレックスラチェットXRS11FPAを中古で譲り受けることになり，初めてマックツールズのラチェットハンドルを仕事で使うようになった。
このラチェットハンドルはマックツールズのパテントで，特徴はプラスチックハンドルを押し込むと自由に回転しフレックスを立てた状態でスピーダハンドルのように使用できること。
なるほどスペースに余裕のあるエンジンルームではプラグ交換などの場面で，その早回しの利点を生かしてスピーディーに作業が可能である。
さらに感心したのはヘッド部の基本構造。30ギアのスタンダードなヘッド部だが，操作が一昔前のスナップオン(Snap-on)製の30ギアに比べて軽く滑らか。切り替えレバーも適度な大きさで手袋をはめた状態でも難なく操作できる。
また，スナップオン同様，無期限保証がついているから強度もあるだろう。11インチのプラスチックグリップハンドルで力いっぱい締緩を繰り返しても不安を感じることはなかった。
ラチェットハンドルは力のかけられるプラスチックグリップがいいと思っているが，それは頑丈なギアユニットを備えていることが前提である。